2chまとめ

勇者(35)「あ、異世界から来た勇者です、よろしくお願いします」 女魔法使い「ええ…」

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1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:52:20.982 ID:SzK1zoyM0.net
勇者「あれ、仲間って君だけ?なんか情報と違うけど…、まあいいか。それじゃ早速旅にでましょうか」

女魔法使い「あ、ちょっと待ってください、勇者さん、今装備している武器と防具ってその」

勇者「え、ああ、武器はヒノキの棒で、防具はこれ、お鍋の蓋かな?まあ、初期装備ってことで」

女魔法使い「そ、それじゃレベルは」

勇者「え?当然レベルは1だよ?これから冒険始めるんだから、当たり前…」

女魔法使い「じゃ、じゃあ歳は!?」

勇者「えっと35であと2か月したら36に…」

女魔法使い「おっさんやんっ!」

59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:24:38.573 ID:83wXbE560.net

(´・ω・`)支援

37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:05.780 ID:SzK1zoyM0.net

勇者(レベル52)「ハーレム目的で連れてた仲間が何人かいなくなってまあ…、
ちゃんと冒険者らしくなったね。で、どうする?」

若勇者(レベル71)「魔王を倒すのは俺たちの役目だっ!あんたは後ろで指をくわえてみてろっ!」

勇者「うん、じゃ、そうしようかな」

若勇者「はは、ここへきて怖気づいたか!よし、みんな行こうっ!」

女戦士(レベル44)「ええっ!」

女武道家(レベル36)「汚いおっさん!そこで私たちの戦いぶりをみてな!」

女僧侶(レベル40)「魔王倒したらあんたの番だからねっ!」

女魔法使い(レベル58)「え?いいんですか?魔王討伐の手柄、奪われちゃいますよ」ひそひそ

勇者「うん、正直レベル50そこらの俺ら二人で魔王倒せるほど甘くないと思うし。
彼らに先に魔王と戦ってもらって、HP削ったところでスキをついて魔王倒す策に変更しよう」ひそひそ

女魔法使い「うわあ…」

20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:03:29.680 ID:SzK1zoyM0.net

女魔法使い「…、しかしまあ。私はあなたを少し誤解していたようですね。
ただの中年のおじさんだとおもってたのに、若い勇者にはない老獪さと変な経験値がある感じです」

勇者「なんかあまり褒められてないような…」

女魔法使い「けどまあ、あの若い勇者は、私たちよりはるか先の大陸を冒険してて、
最近四天王の1人を倒したとかなんとか」

勇者「へえ、さすがだな」

女魔法使い「あと、女にもモテモテで行く先々で女の子パーティに加えて
イチャイチャしてるみたいです。ハーレムっていうんですかね」

勇者「へえ、さすが、若いなあ」

女魔法使い「……、すみませんね、こちらは私みたいなの一人で。
やっぱうらやましいですか?」

勇者「いやー、もうおじさんって言われる歳だしな。さすがにもう、そんなんはないかな」

女魔法使い「そういえば勇者さんは、そういう女関係には割とまじめですね。
この町、ぱふぱふとかいういかがわしい店もあるみたいですけど、目つぶってあげますから
行きたきゃ行ってもいいですよ」

勇者「いや君僕のことなんだと思ってるの…、てかそんな店いったことバレたら殺れちゃうよ」

女魔法使い「え?殺されるって、だれに」

勇者「だれって、奥さんに」

女魔法使い「え?」

42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:13:12.837 ID:SzK1zoyM0.net

魔王「ぐごごご…、残りは、どいつだ…」

勇者「こっちだ魔王!ここからは俺が相手だ!」

魔王「ぐごごご…、貴様らが何人挑んでこようと同じことだ…、そこの若い勇者と同じように
血祭りに…ぐあっ、なんだこれは、前が見えないっ」

勇者「目つぶし草だっ!こっちは、メダパニ草!しばらく酔っぱらってろ!」

魔王「うごごご…、なんだそれは…、ひ、卑怯だぞ…小癪なっ!ぐあっ!」

魔王「(なんじゃこいつ、レベルは大したことないが…、なんというか戦い慣れておる……、
異形の姿をしたワシにも動じておらんし…なんかこう…、いろいろ手慣れておるっ…!)」

勇者「はあ、はあ…、1対1で魔王と戦うなんて…初めて勇者したとき
以来か、懐かしいな…はは…。いやもう、こんな無茶する歳じゃないんだけど…」

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:58:49.989 ID:SzK1zoyM0.net

女僧侶「ちょ、ちょっと、魔法使い、こっちきなさいっ!…あなた、なんであんなおっさんと冒険してるの?」

女戦士「あたしらに着いてこなかったことは、もう水に流すからさ。やめときなさいって?あれ、勇者違う。ただのおっさん」

女武道家「今からでもいいからこっちの勇者に頭下げて、私たちとパーティ組も?ね?」

女魔法使い「え…、いやけど…わたし」

……

勇者「いや、まさか俺以外に異世界に派遣されてた勇者がいたなんて知らなかったよ?見たところまだ若いけど学生さん?
パーティは別になりそうだけど、魔王討伐を目指すもの同士、がんばろう」

若勇者「はは…、僕はあなたとなれ合う気はないけど?魔王は僕が難なく倒すんで、
あなたは指をくわえてみていてください、おっさん。さ、みんな行きましょう」

女僧侶「ああ…まって、勇者さまっ」

女戦士「そ、それじゃあね、女魔法使いっ」

女武道家「私たちについてきたくなったら、すぐ連絡ちょうだいね」

72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:56:19.770 ID:YXk7pH+a0.net

ワイは長身貧乳にエロスを感じるのでお得です🥺

39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:35.875 ID:SzK1zoyM0.net

若勇者「ギガスラッシュ!」

魔王「ぐあああああ!」

どさっ…

若勇者「はあ、はあ…、や、やった、勝った!魔王を打ち取ったぞっ!!はは、みたかおっさん!」

勇者「ばか!、油断するな!魔王がそう簡単に負けるわけないだろ!!
魔王ってのは一度倒したって、変身して第2戦なんてお約束なんだよ!」

若勇者「え?」

魔王「ぐごごごご…やってくれたな…、ガキが」

若勇者「え…?なんだ、この化け物…、ひっ、ぎゃあああ!」

若勇者「」

女戦士「いやあああ!!ゆ、勇者がああ!一撃で…、そんな…」

女僧侶「そんな…、わたしまだ蘇生呪文…使えないのに…」

73 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 21:13:35.893 ID:C3ohdQVE0.net

よかよか

13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:58:15.688 ID:SzK1zoyM0.net

女戦士「え、ええ…いやいや、だ、だって。装備品ひのきのぼうでお鍋の蓋って…え?」

女武道家「てか、見た目も…け、結構歳いってますよね?そのレベルも…」

勇者「ああ、歳は今年36で、レベルは6になったばっかりかな。
今は、レベル上げと資金集めでスライムを倒してて…」

女僧侶・女戦士・女武道家「ええ…」

若勇者「ふっ」

24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:06:14.969 ID:SzK1zoyM0.net

その後…

とある洞窟

女戦士「はあ、はあ…なによこのダンジョン。また行き止まりよ」

女武道家「…やっぱり引き返したほうが…」

女盗賊「け、けど、周りが暗すぎてどっち引き返したらいいか…道もわからない」

女遊び人「やだあ〜ナニコレ、前がみえないわ〜、早く宿にもどりましょうよぉ」

女商人「くそ…真っ暗じゃどうしょうもないじゃない」

女僧侶「わんわん」

若勇者「……くそっ!なんなんだよこのダンジョンっ!真っ暗で全然進めないじゃないか、
なんだよこれ、クソゲーだなおい!」

若勇者「……って、あれ?急に周りが明るくなったぞ…?一体」

……

勇者「いやいや…、たいまつも持たずにこんな暗いダンジョン入れば、そりゃ暗くて行き詰まるでしょ…」
若勇者「え!!…あ、あんたは…!」

68 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:31:55.211 ID:beWB8huqd.net

おつおつ!

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:57:42.797 ID:SzK1zoyM0.net

女僧侶「ってあれ?魔法使いじゃないですか…?なんでこんなところに…?」

女魔法使い「あ、えっと…うん、久しぶり」

女戦士「たしか、お前別の勇者が来るのを待つとか言って私たちについてこなかったよな…?」

女武道家「え?てか、お前と一緒にいるおっさん…ってえ?それ、まさか」

女魔法使い「うん、えっとねっ!あ、あの、この人はその、そう。
た、たまったま、そこで会った普通の冒険者のおっさんで」

勇者「ああ、この子たちが最初言ってた君の同期か。
初めまして。ぼくも異世界から派遣されました勇者なんです。よろしくお願いしますね」

女僧侶・女戦士・女武道家「えっ」

61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:24:56.511 ID:Lp1qVJFh0.net

数年ぶりの再放送?

45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:15:54.080 ID:SzK1zoyM0.net

……

勇者「はあ…はあ…、うぐ…」

魔王「ぐごごご…、一人でこの魔王相手によくぞここま持ちこたえたな」

魔王「だが、貴様のそのちょこざいな戦い方ではこの魔王は倒せん…、残念だったな、はは」

勇者「はは…、もういい年でね、奥さんも子供も2人いるし…、昔はそこそこ
ヤンチャもしたけど…、いつまでも若くて無茶な戦い方はできないさ。気力もそこそこ萎えてるしな」

勇者「だからもう、ある程度、おいしいところは、若い子にゆずってもいい気にもなってるのさ」

魔王「ぐごごご…、何をわけのわからぬことを…うっ!なんだ、体が動かな…!」

勇者「ほんの1ターンだけ、魔族を動けなくする魔法。俺がいつもレベル52で覚える独自の魔法。
なんとかここまでレベルあげといてよかったよ…」

勇者「なあ、一応、先輩がここまで時間稼いだんだから。ちゃんと一発で仕留めてよ」

魔王「え?」

若勇者「はあ、はあ…、いわれなくたって、やってやるよ!」

若勇者「ギガスラッシュ!!!」

魔王「なんだとぉ…、ぐあああああああ!!」」

36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:11:52.193 ID:83wXbE560.net

(´・ω・`)がんばえー

28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:07:23.245 ID:83wXbE560.net

(´・ω・`)ぷーくすくす

47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:16:29.314 ID:SzK1zoyM0.net

女神「おめでとうございます、勇者一行のみなさん。よくぞ魔王を倒してくださいました。
これでこの世界に平和が訪れました」

女僧侶「え?え?だ、だれ?あなた」

若勇者「あんたは確か…、俺をこの世界に飛ばした女神…」

女神「ええ、よく覚えていてくれましたね」

女武道家「ええっ、め、女神様っ!?」

女戦士「そんな方が私たちの目の前に来てくださるだなんて…」

勇者「(…さっそくおでましか)」

40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:47.335 ID:uedhfG+20.net

wktk

54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:20:58.107 ID:SzK1zoyM0.net

女神「一応、今日アンタが帰ってくることは、奥さんたちには伝えておいてあるから。
ゲートの先でお出迎えしてくれると思うわ。まだ愛があればだけど」

勇者「おい、怖いこと言うな」

女魔法使い「あの…、いっちゃうんですか?」

勇者「ああ、君とはなんだかんだ長い付き合いになったな。まあ、女神のいうとおり、
こんなおっさんと冒険なんて、いろいろ辛い思いもさせたけど」

女魔法使い「そ、そんなこと…、ないです。あの、ていうか、わたし、その…」

勇者「2人旅も久しぶりだったけど、君にはほんとに助けられた。感謝してるよ。
いままで、ほんとありがとう。それじゃ」

女魔法使い「あ、あのっ!勇者さんっ、…わたし、その…あなたのこと…、ちょ…待っ…!」

………

………

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:54:42.623 ID:SzK1zoyM0.net

最初の村

女魔法使い「ここが最初の村ですね。ええと、まずはどうしたらいいんだろ…、
書物とかだとなんかギルトとかに行って、依頼とかを引き受けたりとかそういう…」

勇者「まずは情報収集だな」

女魔法使い「え?」

勇者「あ、すみませーん、お爺さんちょっと」

村人A「ふぉっふぉ、ここは最初の村じゃよ」

勇者「そっか、ありがとうございます、あ、そこの、すみません」

村人B「剣や防具は持ってるだけじゃなくちゃんと装備しないと意味ないよ」

勇者「なるほど、ありがとうございます」

女魔法使い「ええ…?」

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:58:09.828 ID:GB1h97hF0.net

この勇者は偽物だ。食えたものじゃない

19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:02:45.052 ID:SzK1zoyM0.net

勇者と魔法使いの冒険は、地道かつ慎重で、勢いはなかった…
しかし、堅実かつ妙に手慣れた戦略で、少しづつではあるが冒険は軌道にのっていった。

数か月後…とある砂漠の町

宿屋

女魔法使い「勇者さん、言われた通り薬草と毒消し、その他もろもろの道具、買い込んで
おきましたよ」

勇者「ああ、ご苦労さん」

女魔法使い「あとは、村人からも情報収集すみです。ここから北のほうにダンジョン化した
古い王家の墓があるそうです。人んち入って、適当にツボやタンスも物色すみです」

勇者「手慣れてるなあ」

女魔法使い「はっ、何言ってんですか、全部あなたに教わったことですよ」

71 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:53:47.139 ID:sHIAI5nz0.net

薄い本はよ

29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:07:28.162 ID:SzK1zoyM0.net

女魔法使い「…けど、勇者さんには若い人にはない知恵と経験とか、判断力とか、そういうがあるじゃないですか」

勇者「はは、まあ君たちよりは長く生きてる分ね。けど、そんなの若さにはかなわないしな。
それにそういうの、地味で今の若い子は好きじゃないだろ?」

女魔法使い「いえ、私は嫌いじゃないですけど…、それにまあ、年の割には
若くみえますけど…、ていうかまあ…」

勇者「よし、それじゃ先に進むか。たいまつ持ってもらう役、まかせていいかな」

女魔法使い「え?あ、ああ…そですね、はいはい」

21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:03:49.541 ID:SzK1zoyM0.net

勇者「ほら、ここの写真に写ってるのが俺の奥さんでこれが息子と娘ね。
下の娘はようやく歩けるようになって…ってあれ?どうしたの?そんな驚いた顔して」

女魔法使い「え!?あ、ああ…、いや…、意外だったから。てっきり独り者かと…」

勇者「まあ、確かにこんな仕事してほとんど家にいないけどね」

女魔法使い「こんな仕事って…、手慣れてると思ったらやっぱり、冒険歴長いんですね。
そうやっていろいろな世界を渡り歩いて勇者やってるわけですか?」

勇者「うん。まあ。魔王討伐に貢献した度合いに応じて神々から報酬がもらえるんだ。
それで生活してる」

31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:07:55.674 ID:uedhfG+20.net

紫煙

41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:53.913 ID:SzK1zoyM0.net

勇者「げえ…、なんだあの魔王。思ってたのと違う。想像よりずっと強いぞ…
くっ、やばい!俺たちもすぐ戦闘に参加しようっ!」

女魔法使い「は、はいっ!けど、まずどうすればっ!」

勇者「あの若い勇者、世界樹の葉で蘇生させてっ!あの魔王見た目からしてだめだわ、
正直、俺らじゃ勝てないしっ、彼に復活してもらって勝ってもらうしかない!
彼のパーティにも下がってもらったほうがいい」

女魔法使い「え、けど、彼を蘇生している間、誰が時間稼ぎをするんですか…、
誰が魔王と戦うんですか!?世界樹の葉すりおろすの、結構時間かかりますけどっ」

勇者「いやそれは…、まあ…、…、仕方ないか…」

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:57:41.100 ID:83wXbE560.net

(´・ω・`)出たな

51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:17:22.569 ID:SzK1zoyM0.net

若勇者「みんなありがとう、俺、次の世界でも頑張るよ」

女僧侶「ぐす…、ぐす…、勇者、今までありがとうね」

女戦士「私たち、貴方の事一生忘れないからっ、さよなら」

女武道家「ええ、お元気で」

勇者「うん、それじゃ。みんなも、お元気で…」

…………

女魔法使い「みんな行っちゃた…あの若勇者…、次の世界で
また魔王討伐をするということなんでしょうか、ねえ…女神さ…」

女神「あー、久しぶり。そういやアンタもこの世界来てたんだ。てかまだ勇者やってたんだ、頑張るね」

勇者「知ってるくせに白々しいこと言わなくていいから。いいから元の世界戻ったら報酬よこせよ。いつも振り込むの遅いんだよ」

女魔法使い「え……?」

22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:04:15.663 ID:SzK1zoyM0.net

女魔法使い「けど熟練者の割には、初めて会った時、武器もレベルも全然だったじゃないですか」

勇者「別の世界で身につけた実力や道具とかは、基本、それ以外の世界に持ち込んじゃダメなルールなんだよ。ルールを破ると神々からペナルティが課される」

勇者「まあ、その代わり冒険前に神々から特典もらえたりする制度はあるけど、
俺は事情があってその特典ももらえなくて…、まあそのあたりはややこしいから省略」

女魔法使い「ふーん」

勇者「ったく、家族養うためにがんばって異世界で勇者稼業してるのに、たまに家帰ると邪魔者扱いで
嫌になるけどさ…けどまあ、これも仕事だし家族のためにがんばらないとな…」

女魔法使い「ふーん、そっか…、妻子持ちか…ふーん」

勇者「え?どしたの」

女魔法使い「べ、べつにっ…!なんでもありませんよ。それよりどうするんですか?このままじゃ
まずいのでは!?あの若い勇者に魔王討伐を先越されたら、家族を養う報酬の取り分がどんどんなくなっちゃいますよ!?」

勇者「うん、まあそうだけど。まあ、そろそろあっちも伸び悩むころだとおもうけどね」

女魔法使い「え…?」



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